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“幸せなひと時”をつくる 〜小浜よっぱらいサバ〜

プロフィール

田烏水産株式会社 横山拓也さん

綺麗な小浜の海で酒かす入りのエサを食べて育てられた“小浜よっぱらいサバ”。ほんのり広がる甘みと酒かすの爽やかな香り、コリっとした食感が特徴です。かつて「鯖のまち」として知られた小浜の賑わい復活のため、養殖の難しいと言われる鯖の養殖技術の確立を目指し、試行錯誤の日々を送っています。“食べていただく方の幸せなひと時のため”に、1つ1つの作業を丁寧に行っていきます。

美味しいQ & A

小浜よっぱらいサバの生産を始めたきっかけは?

もともとは魚のエサの開発・研究の仕事をしていました。そんな中、小浜の鯖のエサに酒かすを入れていることを知り、興味をそそられたことがキッカケです。もともと魚を見るのも食べるのも好きでしたので、研究を進めるうちに魅了されて養殖を始めました。

生産者冥利に尽きる!と感じるのはどのような時ですか?

消費者の方から「おいしい」といってもらえた時です!今年、ECサイトでの販売を開始したのですが、購入いただいた方からたくさんありがたいコメントをいただき、とても幸せな気持ちになりました。
新型コロナウイルスにより新しい生活様式が展開される中、消費者の皆さんとのつながりを大切にしながら、鯖養殖に関するストーリーや私たちの思いを伝え、共感いただくことで安心して購入してもらえるようにしていきたいです。サバ情報を発信しているYOUTUBEチャンネル「田烏水産サバラジオ」も配信しています!!

ここ、うちだけ!おいしさの秘訣を教えてください。

ずばり、エサです!
エサによってサバの味や風味を変えられることが研究で分かっています。美しい日本海で、酒かす入りのエサを与えて育てた鯖は、ほんのり広がる甘みと爽やかな香りを味わうことができます。さらに配合飼料を与えているため、小魚等を食べて寄生するアニサキスの感染リスクを減少させることができ、お刺身でも食べていただくことができます。
また、養殖は注文を受けてから水揚げするため、食べる時期を逆算して鮮度をコントロールすることができるので、新鮮な状態でお客様にお届けすることができます。

サバ養殖を始めて大変だったことは?

サバは海を広範囲で泳ぎ回る魚であるため、生簀で養殖をすることが難しく、体も傷つきやすく、水温や環境の変化に弱い魚です。自然が相手になるのでコントロールが難しいという点に難しさを感じます。

小浜よっぱらいサバの旬はいつ?

10月、11月、2~5月頃。でも、養殖ではある程度、身質をコントロールできるので年間を通しておいしく食べられることも魅力です。

お仕事で身に付けた必殺技を教えてください。

神経締めです!
※神経締めは魚の鮮度を維持する方法の一つ

消費者の皆さんにメッセージをお願いします。

よっぱらいサバを食べて、幸せな時間を大切な人と過ごしてください!

『小浜のブランド魚 生産者応援フェア』開催について

新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市部小売・飲食店の営業自粛や観光客の大幅な減少により、小浜市のブランド魚生産者は大きな打撃を受けました。
本フェアは小浜で養殖されているブランド魚をより多くの市民の方に食べてもらうことで生産者を応援したいと考え企画しました。今回は影響が特に大きかった、「小浜よっぱらいサバ」「若狭マハタ」「ふくいサーモン」「若狭小浜小鯛ささ漬」の4種を寿司にしてお得に販売します!
市内のスーパーマーケットでリレー開催しますので、ぜひご賞味ください。食べて生産者にエールを送りましょう!

INFORMATION

小浜市役所農政課
水産振興G 担当:領家・橋本
TEL:0770-64-6024
Mail:rinsui@city.obama.fukui.jp

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