おばまに巣まうを楽しむウェブマガジン

STORY めぐる

北陸初の「AI運行バス」に乗ってみた!

この秋、期間限定で小浜市内を走る「AI運行バス」に、早速試乗してきました。
「AI運行バス」とは、乗りたいタイミングで予約乗降ポイントを指定し移動できるバスとのこと。先進的なAI技術を用いて、複数の配車予約をリアルタイムで処理し、最適な配車・ルートで目的地まで案内してもらえるようです。
AIと聞いて、自動運転を想像してしまったが、そうではないらしい。

こちらが「おばまAI運行バス」

バスの正式名称は「おばまAI運行バス」。
運行ルートを調べると、以下の2ルート。運行はすでに始まっており9月18日から11月30日までとのこと。

  1. 小浜の八ヶ寺(明通寺、神宮寺、萬徳寺、国分寺、多田寺、妙楽寺、圓照寺、羽賀寺)を回る
    「てらまでルート」
  2. 内外海の民宿がある集落(宇久、西小川、阿納、犬熊、矢代、志積、田烏)を回る
    「うみまでルート」

バス停は、
①「てらまでルート」が八ヶ寺と小浜駅、東小浜駅、道の駅、まちの駅
②「うみまでルート」が内外海の民宿がある集落と小浜駅
となっており、お寺巡りと内外海の民宿への送迎に特化したバスのようだ。

また、同じAI運行バスと言っても、
①「てらまでルート」は、運行ルートが事前に決まっておらず、配車予約に応じて運行するオンデマンド運行便
②「うみまでルート」は、運行ルート、運行時間が決まっていて、予約に応じて停車するバス停が変わる準定期運航便
という違いもあるとのこと。

小浜に住んでいながら、八ヶ寺のうち、明通寺しか行ったことがなかったので、このバスを利用して他のお寺に行ってみることにしました。
駐車場が広くなった「道の駅 若狭おばま」に車を停めて、いざバス停へ。

道の駅のバス停 黄色い看板が目印

配車予約はスマホで。初回利用時にWebアプリ上で登録が必要になるため、こちらのご利用ガイドを参照してもらいたい。

Webアプリにアクセスし、メールアドレス、パスワード等の登録を済ませ、すぐに配車予約。配車予約すると、バスの到着時間や、バスが今どこを走っているかが見えるのがうれしい。

配車予約から5分後にバスが到着。運転手さんに予約番号を伝えて乗車。
妙楽寺に到着。

バス停のすぐ近くにある妙楽寺の拝観受付所

平日で混んでいないこともあってか、妙楽寺から道の駅に帰ってくるときも、スムーズに帰ってくることができた。小浜に限らず、地方のバスや電車は、1時間に1本あるかないかということが多く、観光や普段の移動には使い勝手が悪いというイメージがあったが、オーダーしたらすぐに来てくれる「てらまでルート」の快適さは画期的だった。

このバスは、「三福タクシー株式会社」が観光庁の補助金を受けて、運行しているものとのこと。
三福タクシーと共にこのバス運行を企画した「おばま観光局」担当者に話を伺ったところ、「小浜市には、福井県唯一の国宝の木造建造物・明通寺をはじめ、優れた寺社仏閣が多数あり、『海のある奈良』とも言われるほどですが、それらの多くは山あいにあるため、公共交通機関で行くことは難しい状況にあります。また、小浜市の海沿いにある民宿も公共交通機関で行くことは難しく、特にマイカーを持たない都市部の観光客のアクセスが課題となっています。このため、AI運行バスを期間限定で運行し、これらの観光施設へのアクセス改善を行います。この『AI運行バス』の運行は北陸では初となります。」とのこと。

「おばまAI運行バス」は、観光客をメインに設計されたルートですが、もちろん市内の方も無料で利用できます!地元にある魅力的な資源を改めて回ってみるのも面白いですよ!
ぜひ、一度乗車してみませんか。

information
おばまAIバスについての詳しくはこちら
https://japancityguide.jp/ja/obama

  • CREATORS
  • CREATORS POST
soraku

soraku

小浜にUターン。「新しい場所を創る」ことを大切にしている。

福井県小浜市生まれ。大学卒業後、名古屋、東京で勤務するも、東京で子育てをすることに違和感を感じ、小浜にUターン。現在は、観光関連の仕事に携わっている。仕事、プライベートともに「楽しい場所を創る」ことを大切にしている。

  1. 北陸初の「AI運行バス」に乗ってみた!

  2. へしこの選び方

コメント

この記事へのコメントはありません。

// RELATED //

関連記事

PAGE TOP