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『Nice buddyな二人が育てる宇久の福井サーモン』御食国の現場から vol.04

福井県のブランド魚「福井サーモン」が、小浜市の宇久でも養殖されているのをご存知ですか?エンゼルラインへ向かう途中、分かれ道を左に下っていくと宇久に出ます。晴れた日の宇久の海は、エメラルドグリーンに輝いています。
若狭湾の外海に近いその湾の中で、若い二人の漁師が養殖を営んでいます。「浦谷水産株式会社」の浦谷隆勢さんと佐々木彰さんです。

二人は毎朝ここから定置網漁に出る漁師で、元々は隆勢さんの父 俊晴さんが養殖を手がけていました。その仕事を引き継ぎ、昨年から二人で取り組んでいます。そんな二人はバディとなり、定置網漁から養殖業まで、常に一緒に働いています。「一日中ずっと一緒やもんな。家族より一緒にいる時間のほうが長いわ」と、笑いながら作業を続ける姿が印象的です。

福井サーモンの綺麗なうろこが取れないように網上げは慎重に。

そんな二人が育てる福井サーモンは、淡水である程度の大きさまで育てた種苗が届いてから、海面養殖へと移ります。昨年12月下旬に種苗が届き、養殖場で約半年をかけて育てて出荷します。今年は種苗の状態があまり良くなかったため育てるのに苦労したそうですが、無事に大きく成長し、小浜市内外へ出荷できています。

福井サーモンは嶺南地域のさまざまな場所で養殖されていますが、宇久は他の地域より外海に近く、清潔な海水が常に循環しています。そのため、病気予防として与える抗生物質を含むエサは一回のみ。最小限の投与で、宇久の福井サーモンは元気に育っています。

「まさかここまで毎日一緒にいることになるとは、最初は思ってもみなかった」と隆勢さん。朝から晩まで行動をともにする二人は、「こうしたほうがいいんじゃないか」「あの方法のほうが良かったかな」と常に話し合いながら、試行錯誤を重ねています。

いつも一緒な二人は息がぴったりで、作業もスムーズです。

二人が育てた福井サーモンは、小浜市内の若狭小浜お魚センターや、Instagramのダイレクトメッセージで注文できます。真空冷凍のフィレ加工もしているので、生の状態での販売が終わった後も購入可能です。まったく臭みがなく、脂乗りは抜群。
どんな調理法でもおいしくいただけますが、刺身やカルパッチョなど生食にすると、香りととろけるような脂を存分に味わえておすすめです。また、注文に応じて神経締めの仕立ても行っています。神経締めを施して熟成させた福井サーモンはうまみが一層増し、またひと味違う美味しさがあります。ぜひ一度、二人の育てた福井サーモンを味わってみてください。浦谷水産では福井サーモンのほかに、カワハギの養殖にも取り組んでいます。二人のこれからの挑戦も、見逃せません!

神経締めをしているところ。おいしさと鮮度を保つため、手間暇を惜しみません。
浦谷水産株式会社
instagram : ura_sui.ugu

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安間 七菜

1997年福井県福井市生まれ。管理栄養士。大学卒業後は福井県の栄養教諭として勤務後、小浜市の豊かな食材や食文化を学ぶため2024年4月から小浜市地域おこし協力隊に。ナチュラルワインが好きで、食べることも作ることも大好き。日々小浜の食の豊かさを実感しながら、日々家で料理をしている。小浜市の食の魅力を発信していきたいと思っている。

  1. 『Nice buddyな二人が育てる宇久の福井サーモン』御食国の現場から vol.04

  2. 未来の養殖業の研究がここ小浜で

  3. 『幻の白い筍〜小浜が誇る名産品として今に生きる』御食国の現場から vol.03

  4. 「小浜の誇るおいしい魚の流通は、ここから始まる」御食国の現場からvol.02

  5. 「自分たちで育てたお米と地区のお水で仕込んだ自慢のお酒」御食国の現場から vol.01

コメント

    • 浦谷 俊晴
    • 2026.06.03 9:10pm

    記事にしていただき、ありがとうございます。
    素晴らしい2人なので、今後の活躍に期待しています。

    • 堀越 一孝

      コメントありがとうございます!
      こちらこそ、ご取材にご協力いただきありがとうございました!
      皆様の更なるご活躍を楽しみにしております。私も取材させていただきたいです✨

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