小浜市の西津エリア、北塩屋にあるene COFFEE STAND。古民家を改装したこのカフェには取材をしている今も沢山の地元客が訪れ活気で溢れていた。
このカフェでバリスタをしている倉谷愛加さんが作るコーヒーは、普段はコーヒーを飲まない人や、苦手な人でも飲みやすいのが特徴だ。試飲と改良を繰り返して作ったGOSHOENブレンドはコクが深く、地元の人の口によく合う。このカフェで手作りしているケーキとの相性も抜群だった。
幼少期から飲食に携わる仕事に就きたいと思っていた倉谷さんは、飲食に関わる様々な仕事を経験して、縁がありバリスタとして念願のカフェの経営に携わった。ene COFFEE STANDのバリスタとして一つのことを探究することは楽しく、今も定期的に大阪の師匠のもとに修行に行っているそうだ。
たが大変なことも多いという。新商品の開発は自分が美味しく感じれば正解ではなく、みんなが美味しいと思って初めて美味しいとなる。ゼロから作り上げるのは簡単ではないが、常にお客さんに寄り添うように商品開発をしている。
お客さん同士が繋がりご縁ができるようなカフェにしたい。お客さんと笑顔でコミュニケーションをとりながら倉谷さんは話す。私はこのカフェで心温まる時間を過ごしながら、何十年先も地元の人に愛され続けるそんなカフェになるだろうと思った。この記事を読んでいる皆さんもこのカフェで素敵な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
福井県立大学 村松正和
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