新鮮な海産物が並び、市民の台所でもある「若狭小浜お魚センター」があり、市民が小さな頃から包丁の持ち方や魚の捌き方などを学ぶキッズキッチンのある「御食国若狭おばま食文化館」、小浜の名産品が集まる「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」などなど、小浜に住む人、小浜に来る人が一度は訪れる場所、川崎エリア。
市民の皆さんは、最近行かれていますか?お風呂やサウナが好きな方は「濱の湯」に。釣りが好きな人は、堤防釣りや船釣りに。海産物が好きな方はお気に入りの魚屋さんに。職場がある方はもちろん毎週通われているかもしれません。
小浜は、北方から若狭湾を経由して運ばれる海産物が通った道、「鯖街道」の起点。奈良や京都に近く、海を通じて朝鮮半島や中国大陸などの国々とつながる土地であり、軍事・外交面でも重要な土地であったことはもちろん、生命維持に必要な塩の獲得や貴重な水産資源を獲得できるというメリットを備えていました。その入り口となる小浜港は、まちの大切な宝物。
物流の主役が船だった頃、小浜港は南川の河口にありました。しかし、漁船の大型化や漁業生産の拡大、水産加工の需要増大、流通機構の変化など、時代の変化とともに、漁業基地の整備が強く望まれるようになります。そして、1969年に「小浜漁港外交整備拡充促進期成同盟」が結成され、73年度から小浜港の大修築が開始。10年後の83年に完成し、現在の「小浜港」が開港しました。
川崎エリアの入り口で、お魚センターの前にある公園。実は、海に向けて大砲が備えられていた台場の跡地。だから、台場浜公園という名前なんです。この公園より海側は約23万平方mの水面を埋め立てた土地。この埋め立てにより、大型漁船も係留できる岸壁をつくることができ、漁業用の施設とともに、水産加工団地が生まれました。
今も、川崎エリアでは船が設計からメンテナンスまでされていることを知っていましたか?
海産物だけではなく、小浜市内で栽培される農作物も川崎エリアに集合し、皆さんも購入することができることを知っていますか?
日本海側随一の水産缶詰工場として、1日に5トンもの鯖が、おいしい鯖缶詰に加工されているんです。
川崎エリア内で日々起きている日常は、きっと皆さんにとっては知らない世界が満載。
どれも、小浜市が二つも持つ「日本遺産」に関わるストーリー。「御食国若狭と鯖街道」や「北前船寄港地」を感じる魅力が川崎にはたくさんあります。
その魅力を体感してもらい、川崎エリアの魅力をもっと知ってもらえるよう『小浜港ガイドマップ』が生まれました!
このマップを見ながら川崎エリアを散策してみてください。きっと、今までとは違う小浜の奥深さを味わうことができること間違いなしです!
「小浜港ガイドマップ」の設置場所などについては随時アップしていきます。
コメント