今回取材したお店は、小浜駅からはまかぜ通りを歩いて2分の所にある「Bistro mouton(ビストロ ムートン)」。白を基調としたシンプルな外観が目を引くお店である。店主は濱坂卓弥さん。福井県小浜市出身。大阪の料理学校で学んで、6年間イタリアンのお店で修業した後、地元小浜でお店を経営している。
小浜でお店を開いた背景として、家族や友人が住んでいたことや、思い出のある場所でお店を構えたかったという思いがあった。濱坂さんに小浜の魅力とは何か聞いてみると、「自然が豊かなことと、田舎だからこそ感じる人々の穏やかさやほのぼのとした雰囲気が好きだ」という。
Bistro moutonはイタリアンのお店であるが、ナイフやフォークを使う一般的なお店とは違い、“お箸”で食べるというスタイルをとっている。小浜はお箸の町(地場産業は若狭塗箸)ということ、店主自身もお箸屋さんで働いていた経験があることから、お箸を使うことにこだわりを持っている。
さらにお箸を使うことで、家庭での食事同様、食器に戸惑うことなく気楽に食べてほしいという店主の思いがこもっている。そのため、料理もお箸で食べやすい大きさで提供されている。
メニューは濱坂さん自身が考えているそうだ。その中でもおすすめのメニューは前菜の盛り合わせである。前菜の盛り合わせは時期によって内容が変わり、季節ごとに楽しめるようになっている。お皿の上には、様々な種類の料理が乗っており、たくさんの味を少しずつ楽しめてとても贅沢。値段が気になる方などいらっしゃるかもしれませんが、予算や量に応じても作っていただけるとのことです。
イートインはもちろん、人気商品のピザを自宅で楽しむことができるテイクアウトもやっているとのことですので、是非Bistro moutonに足を運んでみてください!
取材:福井県立大学 和田良太 大塩航 柴﨑英圭
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