プロフィール
小浜市トラウトサーモン養殖振興協業体 浦谷俊晴さん((有)宇久定置網)
美しい小浜の海で育まれる、福井県の新たなブランド魚“ふくいサーモン”。
旨みが濃く、ほんのり甘い。子どもから大人まで多くの人に愛される福井の新たな味覚です。小浜市では西小川・宇久・加尾地区の熱心な漁業者が集まり、漁船漁業を営む側らふくいサーモンの養殖に取り組んでいます。
「小浜で獲れた魚は何でも美味い」と地元漁業者たちは美しい小浜の海とその恵みに誇りを持っています。浦谷俊晴さんは、宇久区を拠点としている漁業者の一人で、ふくいサーモンをはじめ、小浜の海で漁獲された新鮮でおいしい魚を鮮度を保ったまま消費者に届けるため、高鮮度冷凍を活用した出荷にもチャレンジしています。漁業者自慢の海に育まれた『“小浜産”ふくいサーモン』は、福井県を代表する味覚とするべく熱意をもって育てられています。
美味しいQ & A
ふくいサーモンの生産を始めたきっかけは?
平成28年度に福井県が主導になり、トラウトサーモン養殖の取組みが始まったことがきっかけです。普段は漁船による定置網等が主でしたが、新しい取り組みにより、更に可能性が広がるのではと取り組みに協力し始めました。小浜では西小川・宇久・加尾地区の漁師で養殖に取り組んでいます。
“小浜産”ふくいサーモンのおいしさの秘訣を教えてください?
おいしさの秘訣は、福井県立大学と協力して作成した、サーモンに最も適した配合飼料を与えていることです。エサを与えすぎても脂が乗りすぎてしまうので、適量を心がけています。配合飼料しか与えていないので生でも食べられますよ!
ふくいサーモン養殖で苦労されていることは?
小浜の海水に慣らしてから生簀に入れなければなりません。魚の状態管理にも気を配って養殖しています。まだ、ふくいサーモンの養殖技術は確立されたわけではなく、安定した品質と生産量を確保するため、関係者と連携しながら養殖を進めています。
ふくいサーモンの旬はいつ?おススメの食べ方はなんでしょうか?
出荷時期は毎年4月中旬~5月下旬です。ただ、高鮮度冷凍で保存しているので、年間通しておいしく食べられます。
オススメの食べ方は、やはり一番は刺身!あと、あら汁や炙ってお茶漬けにするのもいいですね。骨の周りにもいい脂ついていて、おいしく食べられますよ!
生産者冥利に尽きる!と感じたときはありますか?
小さいお子さんでもふくいサーモンを“おいしい”と食べてくれることです。お子さんが喜んで食べてくれているところを想像すると仕事にも精が出ますよね!
消費者の皆さんにメッセージをお願いします。
小浜の美しい海で獲れた魚は、全国のどこの産地にも引けを取らないくらい、美味しいです!ふくいサーモンも地元漁師の熱心な飼育のおかげで毎年大きく、美味しく育っています。サーモンは調理しやすく、どんな料理にも取り入れやすい魚だと思います。さまざまな方法で小浜産ふくいサーモンを味わっていただきたいです!
『小浜のブランド魚 生産者応援フェア』開催について
新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市部小売・飲食店の営業自粛や観光客の大幅な減少により、小浜市のブランド魚生産者は大きな打撃を受けました。
本フェアは小浜で養殖されているブランド魚をより多くの市民の方に食べてもらうことで生産者を応援したいと考え企画しました。今回は影響が特に大きかった、「小浜よっぱらいサバ」「若狭マハタ」「ふくいサーモン」「若狭小浜小鯛ささ漬」の4種を寿司にしてお得に販売します!
市内のスーパーマーケットでリレー開催しますので、ぜひご賞味ください。食べて生産者にエールを送りましょう!
Information
小浜市役所農政課
水産振興G 担当:領家・橋本
TEL:0770-64-6024
Mail:rinsui@city.obama.fukui.jp
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