みなさん、「宇久地区」はご存じでしょうか。2022年の4月にはダイオウイカが生きたまま漂着されたと話題になった、若狭湾に面した自然豊かな小さな海辺の地区です。
市内から内外海地区に入り、観光道路「エンゼルライン」を登る途中、右に降りると西小川。左に降りて行くと宇久に辿り着きます。ちなみに、昨年、小浜の夏のオススメで紹介したのは西小川。
エンゼルラインは、海を隣に山道を走ったりと、景色がガラッと変わることもあって、どこか遠くに来たかのような錯覚を感じるんですが、実は市内から車でわずか15分。その上、たった15分の先に秘境感を存分に味わうことができる海水浴場があるのです。
本当は、教えたくないけれど、今年も教えちゃいます!
私がこの滝の尻浜海水浴を知ったきっかけは、長男のママ友から「小浜にも、高浜町にある和田海水浴場に負けないくらいきれいな透明感のある海があるんですよ。しかもそこは船でしか行けないの。そこが滝の尻浜海水浴」と聞いたことからでした。
「船でしか行けない」このワードが私の好奇心を呼び起こし、これは家族で行ってみたい!そこから私の行動は早かった笑。すぐに検索し、宇久地区にある漁師民宿でファンの多い「うらたに旅館」から船で出ることが分かり、折角ならと浦谷旅館を予約し、宿泊した翌日に滝の尻浜海水浴場に行ってきました。
ここからは、昨年実際に行った時の体験話。

滝の尻浜海水浴には伝説の滝と呼ばれている滝がありました。その滝に名前は無いらしいのですが、宇久地区での言い伝えでは、「この滝の水は、霊峰とされている久須夜ヶ岳から流れている」と言われているそうです。
※久須夜ヶ岳はエンゼルライン入口に車を停めて登ることが出来ます。
久須夜ヶ岳の麓に鎮座しているのが、久須夜神社で、その久須夜神社の祭神大己貴命(おおなむちのみこと)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)とよばれ縁結びの神様と呼ばれていることから、この滝の水を浴びる(飲んでもよし)と恋が叶うと言われているそうです。
ね!キュンキュンしますね~♪カップルで行きたくなりますよね~♪

そして、海の透明度ですが、これがびっくりするほど透明度が高いんです!
なんと透明度20m!
若狭湾は日本海側では唯一のリアス式海岸が続きます。宇久地区はその若狭湾の中でも外海なので、泥成分が少なく、真水が入るから、透明に加えて少し緑色が混ざり、透明度がバツグン。

3歳の息子は、ワイドビュースコープ(水中をのぞくことのできる底が透明になっているバケツのようなもの)を使って魚を見るのが好きなんですが、この日もキュウセン(身体に9本の線が入っているベラ。海浜自然センターで見られますよ)の群れがいたり、ヒトデやフグが泳いでいるのも見ることができました。それも、水の浅いところでです。
貸し切りになることが多いらしく、この日も我が家で貸し切りでした。完全プライベートビーチ気分を体験できるなんて最高ですよね!
実は、今年もすでに7月中旬に浦谷旅館&渡船予約済みです。

では、肝心のここへの行き方です。焦らしてすみません。なんと、船でしか行けません。ますますワクワクするでしょ~!
船は、うらたに旅館から出ています。
滝までの渡船代 3500円(大人)1500円(小学生)
残念なのですが、浦谷さんの渡船は2023年で最後とのこと…。浦谷旅館も9月末で閉館してしまいます。
※民宿漁師「たにひさ」からも渡船されています。
うらたに旅館の船頭さん(浦谷俊晴さん)はこちら!

浦谷俊晴さんは、ラッセン好きのおちゃめな漁師さんです。
なんと、ご自身の結婚10周年記念にはサーフボードにラッセンのサインを貰い、それをうらたに旅館の玄関に飾られています!本人はサーフィンはしないらしく、ラッセンのサインをもらうために初めてサーフボードを購入したらしいです。ね、おちゃめでしょ。笑
浦谷さんのお仕事については、こちら。
この夏、小浜だから味わうことのできるプライベートビーチを堪能してみませんか。
うらたに旅館
〒917-0105
福井県小浜市宇久6-9
TEL:0770-52-2853
ホームページはこちら
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